日生の牡蠣
日生の牡蠣
牡蠣は、「海のミルク」と呼ばれているように、海の生き物の中でも非常に栄養価の高い食べ物として知られています。
今回は、そんな牡蠣に含まれている栄養・鉄分について着目していきます。

■牡蠣に含まれている栄養素

牡蠣が栄養が高いということは、恐らくたくさんの方がご存知のことでしょう。
亜鉛や鉄分、タウリン、グリコーゲン、そしてビタミンB12まで含まれています。
そのため、多くの女性たちの悩みである貧血にも効果があるとして注目をされています。

・タウリン

アミノ酸の一種であり、乳酸の増加を防ぐ効果があることから、疲労回復に効果があると言われている栄養素です。

・グリコーゲン

牡蠣の中に含まれる糖質の半数はグリコーゲンで、グリコーゲンが含まれていることで、牡蠣独特のクリーミーなまろやかさが生み出されています。
筋肉のエネルギー源となる物質で、疲労回復に効果があり、脳の活性化に役立つので、ここぞという時の集中力をアップさせるのにもおすすめの栄養素です。

・亜鉛

亜鉛は、タンパク質の合成や骨の発育に必要となる必須ミネラルです。
舌にある味蕾に関係していることから、亜鉛不足になると味覚障害を引き起こすこともあります。

・ビタミンB12

ビタミンの一種であり、赤血球のヘモグロビンの合成を助ける作用があるもので、貧血の予防にも効果があると言われています。

・鉄分

血中の赤血球の材料となる栄養素です。
不足することで、酸素が体に行き渡らなくなるために貧血になり、疲れやすくなります。

■牡蠣に含まれる鉄分

牡蠣に含まれている鉄分は、ヘム鉄と呼ばれる鉄分です。
鉄分は、ヘム鉄と非ヘム鉄に分類されており、非ヘム鉄は鉄分の吸収率が低い鉄分です。
たとえば、ほうれん草や小松菜などの野菜や鶏卵、わかめ、昆布などの海藻類、つまり植物性食品は非ヘム鉄にあたります。
一方で、牛や豚、鶏などの肉、レバー、魚類はヘム鉄にあたり、牡蠣を含む貝類も動物性食品であり、ヘム鉄にあたります。
非ヘム鉄は吸収率が悪いので、なかなか摂取しても鉄分をうまく体に取り込むことが難しいですが、牡蠣はヘム鉄が含まれていることから、食べたらその分しっかりと鉄分を体内に吸収することができるので、貧血でお悩みの方に大変おすすめです。

■鉄分の吸収を助ける食材

牡蠣には豊富な鉄分が含まれていますが、よりたくさんの鉄分を吸収するためにおすすめの食材をいくつかご紹介しましょう。

・レモン

ビタミンCは、鉄分の吸収を助ける役割があるため、ビタミンCを多く含んでいるレモンはおすすめの食材です。
実際に、焼き牡蠣や生牡蠣、牡蠣フライなどにレモンをかけて食べるといったメニューをよく目にしますが、味の相性が良いだけではなく、効率良く栄養を摂取するためにも効果がある素材なのです。

・ブロッコリー

ブロッコリーは、意外にもレモン以上にビタミンCを多く含んでいることから、添え物として一緒に食べると効果的です。
また、ブロッコリーにはカロチノイドが含まれており、牡蠣に含まれるタウリンと合わせて摂取することで、高血圧予防にも役立てることができます。
牡蠣フライにブロッコリーを添えることや牡蠣グラタンにブロッコリーも一緒に具材として加えるのもおすすめです。

・にんにく

にんにくにアリシンと呼ばれる栄養が含まれていますが、これは牡蠣のビタミンの吸収を助ける役割を担うため、ビタミンB12の吸収を高めたいという場合は、にんにくも合わせるとおすすめです。

■まとめ

牡蠣にはタウリン、グリコーゲン、亜鉛、ビタミンのほかに、たっぷりの鉄分が含まれていることをおわかりいただけたのではないでしょうか。
牡蠣の鉄分をより効率良く吸収するために、ぜひレモンやにんにく、ブロッコリーなど調理の際に工夫をして召し上がると、より高い効果を得ることができます。
栄養価の高い牡蠣ですので、ぜひ今回ご紹介した食材もあわせてお召し上がりください。
以上、牡蠣の鉄分についてのご解説でした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 
 
           
 
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