日生の牡蠣
日生の牡蠣
牡蠣の代表格といえば、スーパーでよく見られる真牡蠣でしょう。
小ぶりで食べやすく、多くの栄養素をバランス良く含んでいるのです。
ここでは、真牡蠣の旬の時期と栄養価、岩牡蠣との違い、真牡蠣をおすすめしたい人の特徴などについて説明していきます。

■真牡蠣をおいしく食べられる季節は

牡蠣は、真牡蠣と岩牡蠣の2種類に大別されます。
真牡蠣は一般的によく見られる牡蠣で、スーパーでもよく見かけるでしょう。
手軽に食べられるむき身は真牡蠣が主流です。
真牡蠣が産卵するのは夏で、最も風味が凝縮されるのは冬です。
夏や秋の真牡蠣は味が落ちると言われていますが、近年は冬に水揚げされた真牡蠣を急速冷凍し、風味の損失を防ぐ技術が進歩しています。
近年の冷凍保存の技術革新はめまぐるしく、プロでもとれたてと冷凍保存をした牡蠣の見分けがつかないほどです。
岩牡蠣は真牡蠣と比べると随分と大きく、まるで別の貝と言えるほどサイズに差があります。
時間をかけて育てることから出荷までに手間暇がかかり、真牡蠣より高級品と認識されているのです。
岩牡蠣がおいしい季節は、冬が旬である真牡蠣とは真逆で夏になります。
味わいの違いを比べると、真牡蠣は濃厚であるのに対して、岩牡蠣はみずみずしいのが特徴です。

■真牡蠣の栄養価は

真牡蠣は非常に低カロリーで、100gあたりのカロリーは60kcalくらいです。
タンパク質は7g、亜鉛は14mg、鉄は2mg含まれています。
天然のサプリメントと言えるほど高栄養価な食材で、海のミルクと言われるだけありますね。
真牡蠣に含まれる糖質は5g程度であり、糖質制限をしている方、ダイエットをしている方に適した食材です。
真牡蠣を食べすぎたことが原因で肥満や高血糖になるリスクは極めて低いです。
また、亜鉛の含有量は食材の中でも群を抜いて多いので、亜鉛補給の食材として適しています。
真牡蠣を5個食べれば、1日に必要な亜鉛を摂取できるほどです。
一方で、食生活で十分な亜鉛を摂取できている方、亜鉛のサプリメントを利用している方などは食べすぎに注意してください。

■真牡蠣を安全においしく食べるには

原則として、加熱して食べることを推奨します。
加熱すれば牡蠣であたる最大の原因となるノロウイルスの活性を抑えられるからです。
同じく、食中毒の原因となるビブリオ菌は酢で死滅させることができますが、ノロウイルスには作用しません。
そのため、加熱処理をしたうえで、酢で食べるのが理想的です。
なお、酢牡蠣よりは牡蠣鍋のほうが食中毒のリスクは低くなります。
酢が苦手という方は牡蠣を煮込んだり焼いたりするなど、加熱して食べることをおすすめします。

■疲れやすい方にも真牡蠣は最適

真牡蠣は疲れやすい方、疲労が抜けずに悩んでいる方などに最適な食材です。
その理由はスタミナ増強に役立つ栄養素がふんだんに含まれているからです。
特に亜鉛はひときわ多く、スタミナ増強や貧血予防、精力アップなどに役立ってくれるでしょう。
タウリンも豊富で肝臓の働きをサポートしてくれます。
タウリンは栄養剤によく活用されている栄養素で、コレステロール値が気になる方、血圧が不安定な方などにおすすめです。
また、グリコーゲンも豊富なので、活力を高めたい方に最適でしょう。
スタミナ成分を積極的に摂取しているのに、スタミナが上がらないという方は真牡蠣を食べてみてください。
真牡蠣は自然界に存在する食材です。
サプリメントと比べて肝臓に負担をかけることなく栄養素が吸収されます。
■まとめ
真牡蠣をおいしく食べるには冬がベストです。
栄養価がぎっしり詰まっているので、風味が濃厚で飲むように食べることができるでしょう。
真牡蠣はカロリーが低いので肥満を招きにくく、さらにタンパク質や亜鉛がふんだんに含まれています。
これらの栄養素を安全・効率的に摂るためには、加熱して食べることをおすすめします。
真牡蠣にはタウリンやグリコーゲンも豊富なので、すぐに疲れると悩んでいる方にも最適でしょう。
以上、真牡蠣についてのご解説でした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 
 
           
 
SNSアカウントで
もんげーひなせをシェア!