牡蠣のタンパク質を上手に活用しましょう

牡蠣,イメージ

タンパク質は三大栄養素の一つであり、私たちの生命活動になくてはならない成分です。

そのタンパク質を補給する手段として牡蠣の摂取が注目されています。

ここでは、牡蠣に含まれるタンパク質の量、摂取するうえでの注意点などについて説明していきます。

目次

タンパク質補給に役立つ牡蠣

牡蠣には良質なタンパク質がたっぷりと含まれているので、筋力をつけたい方、痩せたい方などにおすすめです。

牡蠣100gにはおおよそ7gのタンパク質が含まれています。

100gは一般的な大きさの牡蠣5個分です。

1個20gには1.4gのタンパク質が含まれており、7個食べれば約10gのタンパク質を補給できます。

ただし、1日に7個ずつ食べるのはやや多いです。

目安量は5個と言われているので、一度に大量に食べるのではなく適量を食べ続けることが大切です。

牡蠣はタンパク質に加えて亜鉛が豊富で、100gに14mgも含まれています。

牡蠣を5個食べれば、1日の亜鉛の目安量はほぼクリアできてしまうのです。

10個食べれば30mg近い亜鉛を摂取することになり、これでは亜鉛の摂りすぎです。

ほかの食品にも亜鉛が含まれている場合、過剰摂取になる可能性があります。

さらに注意したいのは、亜鉛サプリを飲んでいる人です。

タンパク質補給を目的に牡蠣を食べるなら、5個程度に抑えておくのが得策でしょう。

牡蠣は海のミルクと呼ばれています

牡蠣,イメージ

牡蠣の別名は海のミルクで、これは牛乳を連想させるほど栄養価が高いからです。

カルシウムやマグネシウム、鉄なども豊富なので、崩れた栄養バランスを整えるのに最適です。

タンパク質は筋肉を作り出す栄養素で、代謝を向上させるために機能します。

カロリー制限をしているのに痩せないという方は、もしかしたらタンパク質が不足しているのかもしれません。

特に中年世代くらいから急に痩せなくなった場合は、食べすぎよりも代謝低下が原因であると考えられます。

痩せるためには糖質と脂質の燃焼効率をいかに高めるかがポイントです。

代謝が上がれば摂取したカロリーが速やかにエネルギーに変換されるので、スタミナ不足を防げるだけでなく、太りにくい体質になれます。

また、タンパク質は睡眠の質にもかかわる栄養素なので、睡眠リズムが崩れている方も積極的に牡蠣を食べてください。

安全に牡蠣のタンパク質を摂るために

牡蠣の調理,イメージ

牡蠣でタンパク質補給をする方は、安全に牡蠣を食べる方法で摂取しましょう。

牡蠣で食中毒になる場合、多くの方は生で食べています。

刺身用の新鮮な牡蠣であっても、食中毒になるリスクはあります。

リスクを少しでも減らすためには、安全・衛生管理を徹底した店舗で購入するのが鉄則です。

酢牡蠣にすれば細菌は死滅すると言われていますが、これは半分は正しいですが半分は間違っています。

確かに、食中毒の原因菌である腸炎ビブリオ菌には効果的ですが、食中毒の原因の筆頭であるノロウイルスには効果がありません。

ノロウイルスを死滅させるためには、焼いたり茹でたり加熱調理をして食べるしかないのです。

また、牡蠣アレルギーに関しては、酢を加えても加熱しても防げません。

医療機関でアレルギー検査を受けて牡蠣アレルギーだと診断された方は、牡蠣を食べないようにしてください。

タンパク質は牡蠣以外の貝類にも豊富に含まれています。

なお、タンパク質は摂りすぎれば良いものではありません。

腎臓に負荷を与えるので、特に腎臓機能が低下している方は注意してください。

まとめ

牡蠣100gでタンパク質7gを摂ることができます。

ただし亜鉛が非常に多い食材であることから、牡蠣だけでタンパク質を補給するのは得策ではありません。

食事全体のバランスを考えて、あくまで一食材として牡蠣を取り入れることが大切です。

安全に牡蠣を食べるためには、生食を避けて加熱調理することをおすすめします。

以上、牡蠣のタンパク質についてのご説明でした。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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