ビールを飲む時におすすめしたい食材が牡蠣です。
両者は相性が良く、互いの風味を引き立ててくれます。
ここでは、牡蠣とビールを一緒に摂りたい理由、摂取するうえでの注意点、牡蠣に含まれるたんぱく質の働きなどについて説明していきます。
お酒を飲まれる方はアルコールが体に悪影響を与えない飲み方を意識してください。
■牡蠣とビールは相性抜群です

牡蠣を食べるとビールを飲みたくなるという方は多いでしょう。
もともと貝類とビールは相性が良く、特に濃厚でみずみずしい風味の牡蠣とは最高の相性です。
牡蠣にはタウリンが含まれており、こちらは栄養ドリンクでおなじみの成分です。
肝臓を労ってくれる成分であり、ビールのおつまみとして牡蠣を食べるのは理に適っています。
牡蠣は生で食べても良いですし、缶詰や佃煮などもおすすめです。
牡蠣フライに関しては油分が多いので、胃腸が弱っている方だと胃もたれしてしまうかもしれません。
また、味付けが濃い料理は糖質や塩分が多い傾向があり、血糖値や血圧が上げやすいです。
健康的に牡蠣とビールを楽しむなら、あっさりした味付けの牡蠣料理をおすすめします。
味付けの濃い料理を食べながら飲むと、ついつい飲みすぎてしまうこともあるでしょう。
お酒は適量を守って飲むのが好ましく、ビールであれば1日あたり500ml程度に抑えておきたいです。
■牡蠣とビールを摂取するうえでの注意点
ビールの中には牡蠣にマッチしたものがあります。
「牡蠣に合う」などと謳っている商品は特に相性が良いです。
一般的なビールであれば麦芽100%系が合いますが、牡蠣フライなど油分が多い料理にはドライ系が合うという方が多いです。
白ビールも牡蠣と相性が良いと評判で、牡蠣の旨みを引き出してくれるでしょう。
原材料に牡蠣そのものを使用したビールは、牡蠣を食べながら飲むことに特化しています。
牡蠣はプリン体が多いので、ビールと同様に痛風の人は要注意とされていますが、たまに食べるくらいであれば問題ありません。
尿酸値が気になる方は、食べる頻度を減らす、一度に摂取する量を減らすなどの対策をおすすめします。
血糖値に関しては、牡蠣を食べることで急激に上がる心配はありません。
むしろビールのほうが上がりますが、砂糖がたっぷりと含まれたチューハイやカクテルなどと比べると血糖値の上昇は緩やかです。
■牡蠣に含まれるたんぱく質の働き

牡蠣には良質のたんぱく質が含まれています。
これがアルコールの吸収を抑えてくれるので、ビールのおつまみとして牡蠣は非常に優れているのです。
おすすめの食べ方は、茹でてから酢や醤油をかけて食べる方法です。
牡蠣は加熱することでノロウイルスが死滅し、食中毒のリスクを抑えられます。
生の牡蠣は非常においしいですが、食中毒のリスクは皆無ではありません。
そのため、牡蠣を頻繁に食べる方であれば、加熱調理するのがおすすめです。
すきっ腹にビールを入れるのは、胃腸に負担をかけるだけでなく、アルコールの吸収を促進するので得策ではありません。
どのようなお酒にも言えることですが、飲む時は食べながらが基本です。
酔いを遅くするためには、牡蠣のスープを飲みながらビールを飲むのがおすすめです。
アルコールを摂取する時は、アルコール以外の水分と交互に飲めばアルコールの吸収を遅らせることができます。
■まとめ
ビールを飲む時は、ぜひおつまみに牡蠣をおすすめします。
豊富なたんぱく質を含んでいるので、アルコールの吸収を阻害して酔いが回るのを遅くできるのです。
牡蠣の食べ方は生よりも加熱して食べるのが好ましく、これは食中毒のリスクを減らせるからです。
また、味付けは濃くしすぎないように意識しましょう。
糖質や塩分過多につながりますし、アルコールの摂りすぎにもつながるからです。
以上、牡蠣とビールについてでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。