日生の牡蠣
日生の牡蠣
牡蠣は生ものですので、基本的には消費期限は短めです。
そんな日持ちの短い牡蠣を長く楽しめる方法として、佃煮にする方法があります。
ここでは、牡蠣の佃煮と食べ方、アレンジ料理などについてご紹介します。

■牡蠣の日持ち

牡蠣は生食用であれ、加熱用であれ、基本的に生ものとして流通しているので消費期限が短めです。
スーパーに並ぶものは生産者が出荷してからの日数も経過しているので、消費者が買う際には当日か翌日には食べないと期限切れになることが多いのではないでしょうか。
産地から出荷したものは、製造法や包装の方法にもよりますが、到着後、冷蔵保存で2~4日程度です。
冷凍品として流通している商品も、賞味期限が3ヶ月程度のものが多いです。
牡蠣を少しでも長く楽しむ場合や保存しやすくするために、瓶詰や缶詰などの加工品もさまざまな種類が製造されています。

■牡蠣の佃煮で日持ちを高める

牡蠣の佃煮は牡蠣の日持ちを高める方法の一つで、缶詰や瓶詰や現在の真空パックやレトルトパウチなどの包装技術が発展する前から行われてきました。
醤油や砂糖、酒やみりんなどの調味料でしっかりと煮込むことで、防腐効果を高めて日持ちを良くします。
近年はさらに佃煮を瓶詰や真空パックなどに詰めることで、未開封なら1ヶ月から数ヶ月程度、常温で保存できるものもあります。

■牡蠣の佃煮を作ってみよう

牡蠣を買いすぎてしまった場合やお取り寄せしたおいしい牡蠣を長く味わいたいなら、ご家庭で佃煮を作るのもおすすめです。
醤油や砂糖などの入れ方や煮方によって、どのくらい保てるかは異なります。
調味液を濃くして、しっかりと火入れして、しっかりと味を付けるほど保存性は高まります。
最近は塩分控えめ、糖分控えめが好まれる風潮があるため、好みのテイストに薄味に仕上げた場合は、空気に触れないパックなどに入れ、冷蔵庫で保管し、なるべく早めに食べきりましょう。

■牡蠣のしぐれ煮

佃煮は牡蠣を醤油や砂糖、みりん、日本酒などを入れた調味液でじっくり煮て、汁気が少なくなるまで煮詰めるのが基本の調理法です。
この時、生姜の千切りを入れて煮ると、しぐれ煮と呼ばれます。
生姜の防腐効果でより保存性が高まり、牡蠣に生姜の風味が移っておいしさもアップします。
生姜が苦手でなければ、しぐれ煮もおすすめです。

■牡蠣の佃煮のおにぎりや混ぜご飯

牡蠣の佃煮はそのままお酒のアテにすることやご飯に乗せていただくほか、おにぎりの具にすることや千切りした大葉や茗荷と一緒にご飯に混ぜて混ぜご飯にするのもおすすめです。

■牡蠣の佃煮の炊き込みご飯

牡蠣の佃煮を大量に作って、保存性が気になった時には冷凍保存することもできます。
自然解凍でもいただけますが、研いだお米と一緒に冷凍のまま炊飯器で炊けば、風味の良い牡蠣の炊き込みご飯を作ることが可能です。

■牡蠣の佃煮のパスタ

佃煮は伝統的な日本の保存食の一つなので、和食のイメージですが、洋風料理にアレンジすることも可能です。
パスタを茹で、佃煮と薄切り玉ねぎや刻んだパセリなどの野菜と酢などを混ぜれば、あっさりして塩気の効いた和風パスタが作れます。

■牡蠣の佃煮のちまき風

牡蠣の佃煮は中華風の料理にもおすすめです。
もち米にオイスターソースをプラスして炊いたら、牡蠣の佃煮を混ぜます。
ちまき状態に握って竹の皮で包んで蒸せば、手軽にできるちまき風の完成です。

■まとめ

牡蠣は生食、加熱用問わず、消費期限はあまり長くありません。
大量にお取り寄せした場合や長く楽しみたい時には、佃煮にするのもおすすめです。
佃煮はそのまま酒のアテにしたり、ご飯に乗せて食べるだけでなく、おにぎりや混ぜご飯、炊き込みご飯やパスタやちまきの具にしたりしましょう。
以上、牡蠣の保存性を高めてくれる佃煮についてでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 
 
           
 
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