
牡蠣は子どもには食べられないと考えている方が多いですが、適切な方法で調理すれば小さいお子さんでも食べられます。
ここでは、牡蠣は何歳から食べられるのか、適切な食べ方、食べる時の注意点などについて説明していきます。
海のミルクと言われる牡蠣を食べて、栄養バランスを整えてください。
■牡蠣は何歳から食べてもいい?
牡蠣は大人が食べるものと認識している方が少なくありません。
牡蠣は食あたりの原因になると考える方もおり、注意するべき食材とされることがあります。
しかし、食物アレルギーという症状があるように、大勢の人が普通に食べている食材であっても、自分にとってはアレルゲンとなり得るケースがあります。
つまりは、牡蠣には相性があるので、合わない人は年齢に関係なく食べるのを避けたほうが良いわけです。
一方で、牡蠣で食あたりやアレルギーを起こさなければ、子どもが食べても問題ありません。
牡蠣は身が柔らかいので、貝類の中でも特に食べやすいのが特徴です。
そのため、離乳食後期の食材として選ばれることがあります。
安全に食べるために大切なのは生を避けることです。
小さいお子さんは免疫機能が低く、また胃腸も大人ほど元気ではありません。
そのため、しっかりと火を通してから与えてあげるのが基本です。
生食用の牡蠣であっても、加熱することで食あたりのリスクをより低くできます。
ただし、アレルギーに関しては、生で食べても加熱して食べても発症する人はするので注意してください。
■牡蠣は適量を食べるようにしましょう

牡蠣は栄養価に富んだ食材ですが、食べすぎると逆効果になります。
離乳食後期のお子さんであれば、牡蠣の目安量は多くても1日1個と考えておきましょう。
初めて食べる時は、半分くらいの量から試してみるのがおすすめです。
体が大きくなるにつれて食べる量を増やしても良いですが、牡蠣は亜鉛が極めて多い食材です。
1日に5個も食べれば、大人でも1日分の亜鉛を摂取できてしまいます。
そのため、大人であっても5個以内に抑えておくのが好ましいでしょう。
子どもは大人よりも体の免疫力や抵抗力が低いです。
食あたりのリスクも高くなるので、牡蠣に限らず初めて摂取する食材は少量から与えてあげましょう。
■安全に食べるための方法は

揚げ物や鍋物の具材にすれば、十分に加熱したうえで摂取できます。
体調が優れない時は、大人でも牡蠣にあたる可能性があります。
普段は生で食べるという方も、体調不良の時は加熱して食べるのがおすすめです。
お子さんに関しては体調の良し悪しにかかわらず、できるだけ加熱して食べさせてあげましょう。
牡蠣特有の癖が苦手という方には、鍋物に入れて食べるのをおすすめします。
小さく刻んでスープに入れれば、牡蠣が苦手な人でも無理なく食べられるようになることが多いです。
調理方法を変えるだけで、苦手な食べ物を克服できるケースは少なくありません。
牡蠣には天然のタンパク質や亜鉛、鉄分がたっぷりと含まれています。
カルシウムやマグネシウム補給にも適しているので、育ち盛りのお子さんにおすすめの食材です。
離乳食後期は月齢にして9~11ヶ月くらいです。
加熱調理して柔らかく刻んであげれば、この時期から食べることができます。
■まとめ
牡蠣は小さなお子さんでも食べられる食材です。
離乳食後期から与えている親御さんもおり、しっかりと加熱すれば安全性は飛躍的に高くなります。
生食は牡蠣の栄養を余すところなく摂取できますが、小さいお子さんは避けたほうが良いでしょう。
体の機能が十分に発達しておらず、抵抗力もまだ弱い時期なので、加熱した状態での摂取をおすすめします。
牡蠣を安全に食べるためには適量を守ることを意識しましょう。
以上、牡蠣を食べられる年齢についてでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。