日生の牡蠣
日生の牡蠣
キムチというと、日本では白菜キムチが有名ですが、本場韓国では魚介類のキムチもよく作られています。
ここでは、牡蠣を使ったキムチと、牡蠣とキムチを使った料理をご紹介します。

■キムチは白菜だけではない

日本ではキムチといえば、白菜のキムチがイメージされます。
韓国料理店などに焼肉をよく食べに行く方なら、大根のキムチであるカクテキやキュウリの水キムチくらいは知っているかもしれません。
ですが、本場韓国ではいろいろなキムチ漬けがあります。
とはいえ、キムチは野菜の漬物のイメージがあり、魚介類との相性が良いのか不思議に思う方もいることでしょう。
ですが、これがとても合うのです。
そもそも、キムチ漬けには唐辛子などのピリ辛な調味料だけでなく、イカの塩辛やアミの塩辛など、なんらかの魚介を発酵させたものが旨み成分として加えられているのが基本です。
韓国キムチの旨みは塩気や辛みだけでなく、魚介の旨みもプラスされています。
調味液に漬け込むメインの具材にも白菜や大根などの野菜のほか、イカキムチやエビやタコのキムチ、牡蠣のキムチなど魚介類を漬け込んだものもあります。

■牡蠣キムチ

韓国では、牡蠣のキムチのことをクルムチムと呼んでいます。
クルは牡蠣のことで、ムチムとは和え物の意味です。
クルムチムという固有名詞があるほど、牡蠣のキムチは定番の料理です。
牡蠣は、韓国でも冬に旬を迎える食材として親しまれているので、冬になると食べたくなる伝統的なグルメの一つになっています。
韓国では各家庭やお店ごとにヤンニョムと呼ばれる辛い調味液を作ります。
日本で言うキムチの素のことで、唐辛子やコチュジャン、にんにくや生姜のすりおろし、刻んだ長ネギなどの香味野菜、ごまなどを混ぜて作る味付けのベースとなるタレです。
牡蠣は塩洗いして水切りし、生食用ならそのまま使う家庭もあります。
酒を振ってサッと茹でてから使うご家庭も多いです。
下処理した牡蠣と、千切りした大根やニラ、人参、キュウリなどの好みの野菜を、ヤンニョムペーストで和えれば完成です。
発酵させることはなく、作って浅漬けの状態ですぐに食べます。
そのままお酒のアテにしても良いですが、ご飯に乗せて、クルムチム丼にするのが定番の食べ方です。

■キムチのもとで簡単に

お料理が好きな方や日頃から自分でキムチを一から漬けているといった方を除き、一から作るのは大変かもしれません。
そんな時は市販のキムチの素を使いましょう。
好みの野菜を刻み、酒蒸しした牡蠣や酒を加えて茹でた牡蠣を、キムチの素で和えれば完成です。

■キムチと和えてキムチ丼

キムチの素を買っても使いきれないかも、という方はお好きなキムチで簡単に作りましょう。
市販の白菜キムチまたはカクテキと、酒蒸しした牡蠣や湯がいた牡蠣を和えるだけでできあがりです。
韓国式にご飯に乗せて、丼としていただくのがおすすめです。
お酒の〆にもたまりません。

■お酒のアテやご飯のおかずに牡蠣キムチ

キムチを使った料理というと、豚肉と炒める豚キムチが有名ですが、これを牡蠣で作ってみましょう。
フライパンにごま油を熱して牡蠣を炒め、牡蠣に火が入ったらキムチを加えます。
味付けもキムチの味だけで付けられるので、失敗もありません。
お酒のアテやご飯のおかずに最適です。

■まとめ

韓国では、牡蠣のキムチのことをクルムチムと呼んでおり、冬の伝統的なグルメとして親しまれています。
ご飯の上に乗せて食べるのが人気です。
日本の家庭で作るなら、一から作るのではなく、キムチの素と茹でた牡蠣、好みの野菜を和えたり、白菜キムチと和えたりするだけでも簡単でおいしくいただけます。
白菜キムチと牡蠣を炒めた牡蠣キムチも、お酒のアテにはもちろん、ご飯が進むおかずです。
以上、牡蠣とキムチについてでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

           
 
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