日生の牡蠣
日生の牡蠣
殻付き牡蠣をお取り寄せしたら、どのように調理をすれば良いのでしょうか。
さまざまな調理法がありますが、ここでは多くのご家庭のキッチンにあるグリルを使った方法をご紹介していきます。

■加熱用は旨味もたっぷり

殻付き牡蠣は生食用と加熱用に分かれます。
加熱用は、十分に加熱して食べないと、お腹を壊すおそれがあるので注意が必要です。
牡蠣は生で食べるより、加熱したほうが甘みが出て、貝のエキス分が温まって、より濃厚に感じられるので、いっそうおいしく味わえます。
そもそも、生食用と加熱用は育つ海が違います。
生食用は人間が暮らす海岸沿いから離れた、海水がより澄んでいる沖合の指定地域で育てられるケースが多いです。
しかも、出荷する前に断食させて浄化されるので、身も痩せてしまいます。
一方、加熱用は海にミネラルやプランクトンを流し込む河川の河口近くの海岸沿いで養殖されるケースがほとんどです。
栄養豊かな海でエサを食べて大きく育つので、身も大きくて味も濃厚です。
加熱調理しても身が縮まず、満足度も高くなります。

■焼き牡蠣が食べたい

牡蠣養殖の産地に行くと、浜辺沿いや漁港の近くに牡蠣小屋が軒を連ねています。
水揚げされたばかりの牡蠣を、その場で焼いて食べられるお店です。
新鮮な牡蠣を殻ごと焼き、貝の口が開いたら、殻に滴り落ちる貝のエキスも余さず、丸ごといただきます。
浜辺で行うカンカン焼きを、今の時代はお取り寄せして自宅でも楽しむことが可能です。
バーベキュー場やバーベキューコンロをお持ちなら、浜焼きと同じ感覚で焼くことができます。
バーベキューコンロがない場合もあきらめる必要はありません。
マンションに住んでいても、室内でカンカン焼きをすることができます。
それは、ご家庭にあるグリルを使う方法です。

■グリルとオーブンの違い

「うちにグリルなんてあったっけ?」とおっしゃる方も、多くのご家庭には魚焼きグリル付きのガスコンロがあるのではないでしょうか。
この魚焼きグリルが使えます。
また、多機能タイプのオーブンレンジにはグリル調理機能が付いているかもしれません。
この点、オーブンレンジやオーブントースターで調理することをグリル調理と勘違いしている方も多いので、その点は気を付けましょう。
グリルとオーブンは火のあたり方、加熱のされ方に違いがあります。
グリルは下や上など火が当たり、直接火力で加熱する仕組みです。
これに対して、オーブンは上下左右のオーブン内全体が温まり、均一に加熱する仕組みです。
もう少しわかりやすく言えば、グリルは直火調理、オーブンは四方八方から、じわじわとじっくり加熱されるという違いがあります。

■牡蠣をグリル調理でおいしく

オーブンはじっくりと中まで均一に火が通るので、鶏の丸焼きや塊肉などを調理するのに向いています。
牡蠣も身は均一に火を入れたいところですが、殻付きの場合は上下の殻を貫いて身の中心部まで温めなくてはなりません。
となると、殻に直火が当たるほうが、短時間で火が入りやすいです。
もちろん、オーブントースターでも調理はできますが、魚焼きグリルを使うと簡単に火が入ります。
ただし、殻が厚いなどの場合、ご自宅の魚焼きグリルに入らない場合があります。
上下が当たってしまうと危険なので、まずはサイズを確かめましょう。
そのうえで、ホイルに包んで牡蠣を乗せて殻が開くまで焼きます。
中までしっかり火を通し、貝の口が開いたら、レモン果汁を絞るなどしてシンプルに焼き立てをいただきます。
殻にあふれ出た貝のエキスまで余さずいただきたいものです。

■まとめ

殻付き牡蠣を浜辺のカンカン焼きのように自宅で焼きたいなら、バーベキューコンロなどがなくても、グリルで焼くことができます。
魚焼きグリルに、殻の膨らんだほうを下にしてアルミホイルに包むなどして焼きましょう。
以上、牡蠣のグリルについてのご紹介でした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

           
 
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