日生の牡蠣
日生の牡蠣
牡蠣料理の数々には、いろいろな調味料や薬味が添えられます。
それらが牡蠣の風味を良くすると共に、いろいろな効果が期待できるのです。
今回は、その中の一つであるレモンについて考えてみましょう。
牡蠣にレモンの組み合わせはよく見られますが、実は最高の相性です。

■レモンと合う牡蠣料理

牡蠣料理の中でも牡蠣フライは、外せないメニューではないでしょうか。
サクサクの衣を噛みしめると、中からジューシーな牡蠣のエキスが溢れてきます。
なんともいえない旨みとこってりとした味わいは、ご飯も進みます。
子どもからシニアまで大好きなメニューです。
そして、牡蠣フライの横に必ずといって良い割合で付いているのがレモンです。
レモンをフライに絞ることで、脂っこさがなくなります。
さっぱりとした味わいになり、いくつでも食べてしまえそうです。
また、生牡蠣や焼き牡蠣にも、レモンを絞ってかけることはよくあります。
殻を開くと中に柔らかい牡蠣の身が見えて、そこにレモンをかけて食べるのは非常においしいものです。
こうして見てみると、牡蠣とレモンの組み合わせはとても多いと言えそうです。

■レモンの役目

レモンはビタミンCやクエン酸が豊富な食材です。
さっぱり牡蠣を食べたい時には欠かせません。
風味だけの問題ではなく、実はレモンと牡蠣を一緒に食べることは栄養面において大きな効果を得ることができます。
栄養豊富な牡蠣には鉄分も含まれていますが、体内に入るとせっかくの鉄分は15~30%ほどしか体内吸収されないのです。
鉄分というのは、吸収されにくい特質を持っています。
しかしながら、ビタミンCと一緒に摂取すると、鉄分はしっかりと吸収されます。
吸収率を高めるために、ビタミンCが多いレモンはとても良い役割を担っているわけです。
鉄分は貧血を防ぐ働きがある重要な成分となっています。
せっかく牡蠣に含まれているのであれば、ビタミンCと一緒に食べてしっかりと体内吸収したいものです。
また、レモンのクエン酸は疲労回復効果があります。
牡蠣のタウリンなども同じく、滋養強壮に良いとされています。
疲れている時には、牡蠣にレモンをかけて食べることで、よりいっそう免疫力が向上して疲労回復につながることでしょう。
牡蠣フライだけでは野菜不足になりがちなので、ビタミンCを摂取できるレモンを野菜代わりにかけるのも一つです。
レモンのビタミンCは美肌効果もあります。
牡蠣とレモンで体の中からきれいになれたら最高です。

■下処理にも

レモンの役目は、そのほかにも臭みを取る作用もあります。
中には魚介類の潮のニオイが苦手という人も見られます。
フライにする時にも、下処理をすることで牡蠣独特の生臭さを減らすことが可能です。
下処理の方法にはいろいろありますが、簡単なのはレモンをかけて少し置くやり方です。
これだけで少し潮の香りは軽減します。
生牡蠣を食べる場合も、レモンと一緒に食べると生臭さが減ります。
あのニオイが大好きという人は問題ありません。
けれども、少し気になるというのであれば、レモンを上手に活用すれば良いでしょう。

■鮮やかな色合いで盛りつけも美しくなる

レモンのイエローは、盛りつけのアクセントにもなります。
牡蠣フライはとてもおいしいですが、見た目は衣の塊でしかなく、華やかとは言いにくいです。
お皿が茶色になってしまいます。
しかし、レモンを横に添えれば、コロンとした形で黄色くてかわいいです。
多少はお皿が華やかになるはずです。
盛りつけに華やかさをプラスするという意味でも、レモンは大切な役割を持っています。
見た目においても食欲をそそるのではないでしょうか。

■まとめ

このように、牡蠣とレモンは見た目も栄養面も非常に良き組み合わせと言えそうです。
レモンは、おいしくて栄養豊富な牡蠣料理をさらにレベルアップしてくれる優れものです。
忘れずにレモンを用意したいものです。
以上、牡蠣とレモンの組み合わせについてでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

           
 
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