日生の牡蠣
日生の牡蠣
牡蠣は、クリーミーでおいしいというだけではなく、なんといっても亜鉛や鉄分がたっぷり含まれており、栄養価の高い食材として人気の高い食べ物です。
毎年季節になると牡蠣を食べるという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ところで皆さんは、牡蠣の旬の時期をご存知でしょうか。
今回は、牡蠣の旬の時期について詳しくご紹介していきます。

■牡蠣の旬はいつ?

牡蠣の旬の時期というと皆さんはいつ頃を思い浮かべるでしょうか。
実は人によっては夏と答える方もいらっしゃれば、冬とおっしゃる方もいらっしゃいます。
実はどちらも決して間違いではありません。
ただ、一般的には冬が正解と言えるかもしれません。

■牡蠣の種類によって旬の時期は変わる

どうして、旬が異なるかというと、それは、牡蠣には真牡蠣と呼ばれる種類と岩牡蠣と呼ばれる種類があります。
食用の牡蠣として流通しているものとして一般的なものは真牡蠣であり、太平洋側の浅瀬にて養殖されているものです。
真牡蠣は、ミルクのような乳白色をしていること、そして鉄分や亜鉛、ビタミンなどの栄養分がたっぷり含まれていることから海のミルクと呼ばれています。
広島の牡蠣が国内の6割のシェアを占めており、有名な産地です。
一方の岩牡蠣は、太平洋とは反対にある日本海の沖合から20mほど離れた深い海で育つ天然の牡蠣です。
岩牡蠣は真牡蠣に比べて殻が大きめで厚みがあるので見た目にも差があります。
ただし、岩牡蠣は天然ものがほとんどなのですが、三重県や島根県では養殖が行われていることで知られています。
濃厚でクリーミーな味わいであることから、海のチーズと呼ばれているのです。

■真牡蠣の旬の時期について

ではここで、一般的に牡蠣として知られている真牡蠣の旬の時期についてご紹介していきましょう。
真牡蠣は、10月から4月までのおよそ半年もの間水揚げされる牡蠣になります。
真牡蠣は、5月~8月の初夏に産卵を迎えます。
産卵するとクリーミーな味を含む栄養分が出てしまうので、身が痩せてしまって味も落ちてしまい、あまりおいしくありません。
そこで、産卵が終わった11月頃から次の産卵に向け身が大きくなっていることから、冬が旬となっており、12月~2月が旬の時期と言われています。

・真牡蠣のおいしい食べ方

真牡蠣は岩牡蠣ほどサイズが大きくありませんが、とにかく旨みがたっぷりといった特徴があります。
そのため、調理して食べると牡蠣の旨みを引き出した料理をいただくことができます。
牡蠣の炊き込みご飯にされると牡蠣の旨みがご飯によく染み込むので、牡蠣の味わいを存分に楽しめるでしょう。
また、蒸し牡蠣にして食べることや牡蠣鍋にして食べるのもおすすめです。

■岩牡蠣の旬の時期について

岩牡蠣の旬の時期は、6月から9月頃の夏がシーズンにあたります。
岩牡蠣の場合は数ヶ月という長い時間をかけて産卵を行うことから、暑い夏でもおいしくいただくことができます。
夏に牡蠣を食べるなら真牡蠣よりも岩牡蠣がおすすめなのです。

・岩牡蠣のおいしい食べ方

岩牡蠣は、身がぷりぷりしていてクリーミーなので、断然生牡蠣として食べるのがおすすめの食べ方です。
ポン酢やレモン、酢醤油を付けて食べるのが良いでしょう。
または、焼き牡蠣にしてちょっと半生でいただくというのもおすすめです。
生っぽいものに少し抵抗がある方の場合は、身が大きめですので牡蠣フライなどにされるのもおすすめです。

■まとめ

いかがでしたでしょうか。
牡蠣の旬は太平洋側で養殖されている真牡蠣と、日本海側を中心に天然ものとして収穫されている岩牡蠣とで時期が異なります。
それぞれの産卵の時期の影響から、旬が異なってくるため、真牡蠣は冬、岩牡蠣は夏が旬です。
ほぼ通年牡蠣は味わうことができますので、ぜひ季節によって真牡蠣、岩牡蠣を食べて旬のおすすめの食べ方で召し上がってみてはいかがですか。
以上、牡蠣の旬についてでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

           
 
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