牡蠣とオイルの嬉しい関係

牡蠣のオイル漬け,イメージ

日本では牡蠣を食べるというと、焼くか蒸すか、煮るか、フライにするのが一般的です。

牡蠣の食べ方のバリエーションとして、オイルを使った料理をご紹介します。

目次

牡蠣をオイル調理

日本で人気の牡蠣のメニューといえば、ランチ時の定食としても親しまれているカキフライが挙げられます。

カキフライはオイルを使った料理の一つですが、オイルで揚げる以外に何か思いつきますか。

海外では牡蠣の食べ方として、フライにするのではなく、また別の方法でオイルを使った調理法で食べられています。

その代表例が牡蠣のオイル漬けとアヒージョです。

どのような料理か見ていきましょう。

牡蠣のオイル漬け

牡蠣のオイル漬けはヨーロッパなどでよく行われているもので、牡蠣の保存性を高める目的で行われてきました。

牡蠣は生なので日持ちが長くありません。

そこで、湯がいた牡蠣や乾煎りした牡蠣をオイルに漬けて瓶詰にし、長く楽しめるようにしたのが始まりです。

牡蠣は水洗いして汚れを取った後、キッチンペーパーで水気をよく拭き取りましょう。

すぐにフライパンで乾煎りする方法もありますが、軽く1分ほど茹でてから、さらにフライパンで水気を飛ばすように熱を入れるとより丁寧です。

牡蠣から水分が出てきたら、焦げ付かないようにフライパンを軽く揺らして、水分をできる限り飛ばしましょう。

この際、調味料として塩か、日本酒や白ワインなどのお酒、またはオイスターソースなどを少量回し入れます。

調味料が絡んで水分が飛んだら、粗熱を取り、煮沸するか熱湯消毒をしておいた清潔な瓶に入れます。

ローリエや乾燥にんにく、鷹の爪などのスパイスを加え、たっぷりとオリーブオイルを注いだら密閉保存します。

常温ではなく、冷蔵庫に入れて保存しましょう。

1日~2日ほど寝かせて味が馴染んでからのほうがおいしく食べられます。

状態にもよりますが、1週間から2週間程度で食べきりましょう。

なお、オリーブオイルは冷蔵庫に入れると固まって白くなってしまいます。

常温に戻すか加熱すれば元に戻るので、牡蠣を取り出して茹でたてのパスタに混ぜることやグラタン皿に入れてチーズを散らして焼くなど、加熱して食べるのがおすすめです。

牡蠣のアヒージョ

牡蠣のアヒージョ,イメージ

アヒージョとはスペインの郷土料理の一つで、オイル漬けとは異なり、加熱した牡蠣をオイルに漬けるのではなく、オイルで直接煮る調理法です。

日本ではオイル料理といえば、炒めるか揚げるかですが、オイルで煮るので、初めての方は抵抗があるかもしれません。

専用の鍋か、厚手の鍋にたっぷりのオリーブオイルを入れ、刻みにんにくを加えて香りを立たせます。

牡蠣を加えてオイル煮し、火が通れば完成です。

オイル漬けと異なり、寝かせて味を馴染ませる料理ではありません。

熱々をいただきます。

牡蠣そのものより、牡蠣の旨みが溶け出したオイルを楽しむ料理でもあります。

最初にオイルをすくって、バケットなどに浸していただきましょう。

牡蠣などの具材を食べた後も、オイルは残さずいただくのがスペイン流になります。

牡蠣をオイルで揚げる

牡蠣フライ,イメージ

日本で牡蠣のオイル料理といえば、カキフライが定番です。

オイルで揚げる料理といえば、パン粉をまぶして揚げるサクサクなカキフライのほか、泡立てた卵を使ってふんわりテイストにする洋風天ぷらの牡蠣のフリッター、天つゆと大根おろしで和風にいただく牡蠣の天ぷらもおすすめです。

まとめ

牡蠣をオイルを使って調理する代表的な料理として、保存性も高まる牡蠣のオイル漬けや牡蠣のエキスが染み出したオイルごと楽しむ牡蠣のアヒージョがあります。

また、オイルで揚げる料理も定番のカキフライをはじめ、ふんわりテイストのフリッター、和風の天ぷらもおすすめです。

以上、牡蠣とオイルについてのご説明でした。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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