昔は「海の玄米」と呼ばれていた?牡蠣にまつわるなるほど豆知識

牡蠣,イメージ

冬は牡蠣がおいしい季節で、飲食店でも牡蠣料理が並ぶようになります。

家庭でもスーパーなどで購入して、フライや鍋などにして食べることがあるでしょう。

そんな牡蠣にまつわる豆知識について紹介します。

目次

海のミルクと言われる理由

牡蠣は「海のミルク」と呼ばれることで知られています。

しかしながら、牡蠣の貝殻は茶色やグレーですし、どのような点が「ミルク」なのか疑問に思う人もいるのではないでしょうか。

実はこの理由は、牡蠣の身の色と栄養価に関係しています。

真牡蠣と言われる種類の牡蠣は、まさに身の色が牛乳のようなきれいな白色なのです。

ふっくらときれいな乳白色は、ミルクと呼ぶのにふさわしいと言えるでしょう。

さらに、牛乳は「完全栄養食品」ですが、同じく牡蠣にも非常にたくさんの栄養成分が含まれています。

牛乳と同様にバランスの良い栄養が摂取できる食材という意味からも、「海のミルク」と名付けられたわけです。

実のところ、鉄・亜鉛・ビタミンB12に関しては牛乳よりもたくさん配合されていることがわかっています。

そしてもう一つ、クリーミーな味わいであることも牛乳っぽい理由です。

どこかまろやかな感じが、ミルクに例えられているのです。

まさに「生牡蠣色」のことを、英名ではオイスターホワイトと呼びます。

海の玄米とも呼ばれていた?

蒸し牡蠣,イメージ

実は牡蠣は、「海のミルク」と呼ばれる以前は「海の玄米」とも言われていたようです。

今や玄米というと非常に栄養豊富で、白米の代わりに食べている人も見られます。

そんな玄米と同じ栄養価値が牡蠣にはあるので、「海の玄米」とされていました。

タウリンを代表とする栄養成分は、滋養強壮にも良いので疲労が溜まっている時にも最適です。

玄米を食べると長生きできると言われるように、牡蠣も健康と美容をサポートしてくれます。

「海の玄米」がいつしか、「海のミルク」という代名詞になりました。

どちらにしても、栄養価が高いことを表していると言えます。

精力も付く牡蠣の栄養素

上記のように、ミルク同様の栄養価がある牡蠣ですが、具体的にどういった成分が含まれているのかを見ていきましょう。

牡蠣の代表的な栄養素は、亜鉛やグリコーゲン、タウリンです。

鉄分も豊富なので、女性の貧血防止にもおすすめの食材です。こうした牡蠣は、昔から精力が付く食品として人気がありました。

亜鉛やタウリンは、男性の力をアップさせるために重要な役割を果たします。

年齢と共に元気がなくなってしまう男性は、亜鉛不足であることも多いです。

というのも、亜鉛というのはなかなか日常生活で思うように摂取することが難しい栄養成分なのです。

それゆえに、サプリメントなどで亜鉛やタウリンを補う人が目立ちます。

そんな中でも、たっぷり亜鉛を取れるのが牡蠣です。

牡蠣を食べて精力を付けて、男として頑張りたいものです。

これは男性に限らず、女性もイキイキと活力を付けて元気に過ごすために、牡蠣はおすすめと言えます。

牡蠣の栄養価を高めるには

牡蠣鍋,イメージ

牡蠣料理は実にいろいろな種類があります。

けれども、牡蠣のタウリンやビタミンB群は、実のところ水溶性です。

そのために加熱調理をすると、せっかくの栄養分が減少してしまうのです。

牡蠣はどうしても、生で食べるのが怖いと感じる人も見られます。

特に家庭で料理する時は、できるだけ火を通そうとするのではないでしょうか。

しかし、揚げたり煮たりすることで、牡蠣の栄養が減ってしまうのは困ります。

そこでおすすめは、調理して出たエキスもすべて一緒に食べてしまえる料理です。

たとえば、牡蠣のスープにすれば、そのまま飲み干すことができます。

鍋料理も、後で雑炊にしておいしい出汁も飲んでしまうのが良いでしょう。

せっかくの栄養を逃さないようにしたいものです。

まとめ

このように牡蠣は非常に栄養価も高く、健康と美容に欠かせない食材であると言えます。

調理法も考えて、思う存分栄養成分を取り込みましょう。

お肌もつやつやになり、活力も出て明日も頑張れるに違いありません。

以上、牡蠣の栄養についてのご説明でした。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次