牡蠣を食べると血糖値にどう作用する?

牡蠣,イメージ

牡蠣は糖尿病が心配な方におすすめの食材であると言われています。

これは牡蠣に含まれる栄養素が血糖値の急上昇を抑えてくれるからです。

ここでは、牡蠣と血糖値の関係、牡蠣の機能を引き出す食べ方、血糖値を抑えるために役立つ栄養素などについて説明していきます。

目次

タンパク質が多くて糖質が少ない

牡蠣は三大栄養素の一つであるタンパク質が豊富に含まれており、一方で糖質と脂質は少ないです。

100gあたりの糖質は4.7gで、牡蠣が原因で糖質の過剰摂取につながることはほとんどないでしょう。

食事の中で特に糖質が多いのは主食であり、ご飯をたくさん食べるという方は血糖値が上がりやすいです。

血糖値を上げないためには、おかずを増やして主食を減らすのが効果的だという話は理に適っています。

牡蠣を1日4~5個食べれば、糖質の摂取量を抑えつつ満腹感を促せるでしょう。


牡蠣のメリットを活かすための食べ方

牡蠣,イメージ

牡蠣は血糖値を上げにくい食材ですが、もちろん食べすぎると良くありません。

人間の体は食事でカロリーを摂取すると、血糖値が上がる仕組みになっています。

牡蠣を食べる時は適量に抑えること、ゆっくり食べることなどを心がけてください。

血糖値を上げないための大原則は、ゆっくりとよく噛んで食べることです。

早食いをすると血糖値が急上昇しやすいですし、また胃腸にも負担をかけます。

よく噛み砕くことで胃腸を労わり、本来の消化機能を発揮できるのです。

亜鉛とタウリンが血糖値に働きかける

牡蠣に含まれる栄養素は、血糖値を安定させるために役立つと言われています。

牡蠣は食材の中でも亜鉛が極めて豊富で、この亜鉛がインスリンの材料として機能します。

亜鉛不足はインスリン分泌を不安定にしてしまい、血糖値の上昇や低下の原因になるのです。

亜鉛が豊富な牡蠣を食べるだけで、血糖値が上がりにくい体質にしてくれるのです。

さらに、牡蠣にはタウリンが含まれており、こちらも血糖値のコントロールに役立ちます。

タウリンは栄養ドリンクによく配合されている成分ですが、甘い栄養ドリンクはカロリーが高いという課題があります。

それに対して、牡蠣は糖質が少ないので、糖質の過剰摂取を避けつつタウリンを補給できるのです。

牡蠣は生活習慣病対策に役立つ

健康的な女性,イメージ

血糖値が上がりやすい人の特徴として、糖質の多い食生活を続けていることがあります。

とにかく糖質の多い食品が好きという方は注意が必要です。

ご飯やパン、めん類などは糖質が多いため、おかずをあまり食べない人は高血糖を招きやすいです。

牡蠣は海のミルクと言われており、タンパク質が豊富に含まれています。

一般的にタンパク質が豊富な食材は糖質が少なく、血糖値が上がりにくい傾向があります。

また、こうした食材は肥満や脂質異常症のリスクを抑えるためにも役立つのです。

高血糖を招きやすい食材は、ほかの生活習慣病のリスクも高めると考えてください。

血糖値を抑える食べ方とは

ご飯を食べる前に、牡蠣を食べて適度に満腹感を促進しておきましょう。

それにより、ご飯の食べすぎを防ぐことができます。

血糖値の急上昇を抑えるポイントは、食事の最初に血糖値が上がりにくい食品を食べることです。

後はよく噛んで食べることも重要で、それにより血糖値の急上昇を抑えたり、消化吸収率を高めたりできます。

後は暴飲暴食を避けて、腹八分でやめておくことです。

牡蠣は高血糖や脂質異常を招きにくい食材ですが、食べすぎるとその限りではありません。

まとめ

タンパク質が多く含まれる牡蠣は、血糖値が上がりにくい食品でもあります。

牡蠣の栄養素である亜鉛とタウリンも、血糖値の調整に役立つでしょう。

牡蠣は高血糖だけでなくほかの生活習慣病予防にも役立つ食材です。

ただし、食べすぎるとカロリーの過剰摂取につながるので、適量をよく噛んで食べるようにしてください。

時間をかけて食べることで、血糖値の上昇を緩やかにできますし、胃腸への負担も軽減できます。

以上、牡蠣と血糖値についてでした。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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