牡蠣はペットに与えても大丈夫?犬は?猫は?

ペット,イメージ

ペットを飼っていると、できるだけ良いものを食べさせてあげたいと考える飼い主の方もいるでしょう。

良いものを食べさせてあげれば犬や猫は健康になりますし、なによりペットの喜んでいる顔を見るのは楽しいものです。

とはいえ、ペットに食べさせてはいけないものがあるものも事実です。

人間にとってはごちそうの一つである牡蠣はどうなのでしょうか。

今回は牡蠣を犬や猫に与えても良いのかを解説していきます。

目次

犬や猫は食べてはいけないものが多い、では牡蠣は?

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ペットを飼うにあたって気を付けるべきことは多いですが、特に気を付けたいのはエサです。

私たち人間は基本的に雑食です。

よほど毒がないものであればなんでも食べることができます。

一方で、動物は消化ができなかったり、特定の成分が毒になってしまうことがあったりするため、食べてはいけないものがあることが珍しくありません。

代表的な例としてはチョコレートが挙げられるでしょう。

チョコレートを犬にあげてしまうと、中毒になってしまいます。

場合によっては命の危険にも関わるので、くれぐれも注意しなければいけません。

このように、人間が大丈夫なものでも犬や猫にとっては危険というものが多くあります。

そのため、これはあげて良いものかどうか、と悩んでいる飼い主は多くいるでしょう。

特に、牡蠣のように人間にとっても時には悪い食べ物になってしまうものならなおさらです。

とはいえ、結論から言うと加熱した牡蠣であれば犬や猫にあげても問題ありません。

牡蠣は健康に良いものなので、遠慮なく食べさせてペットを元気にしてあげましょう。

生の牡蠣には注意!

牡蠣,イメージ

先ほどは加熱した牡蠣ならば大丈夫という話をしました。

では、生牡蠣はどうなのでしょうか。

こちらはなるべく食べさせないほうが良いでしょう。

まず単純に生牡蠣は人間にとってもお腹を壊しやすいものなので、犬や猫にとっても危険であることは言うまでもありません。

それと同時に、生牡蠣に含まれているチアミナーゼという成分にも注意する必要があります。

チアミナーゼはビタミンB1を分解してしまう働きがあるのです。

人間でもビタミンB1が体内で足りなくなってしまうとしびれなどを起こしてしまいますが、これは犬や猫でも例外ではありません。

チアミナーゼは生牡蠣に限らずイカやタコなどにも含まれていますが、これをペットに与えたことで歩けなくしてしまったという例は少なくないです。

ほかの危険な食べ物と同様、場合によっては死に至ってしまいかねない症状となってしまうので、くれぐれも生牡蠣は与えないでください。

ちなみに、このチアミナーゼは加熱すると失われる成分です。

なので、なおさらペットに牡蠣を与える時は火を使って調理するようにしましょう。

ノロウイルスにも注意!

牡蠣を食べさせる時の危険はそれだけではありません。

人間も生牡蠣を食べた結果、ノロウイルスに感染し、数日苦痛に見舞われたという例が後を絶ちません。

犬や猫にとってもノロウイルスは感染し得るものです。

ノロウイルスに関してもチアミナーゼと同じように、熱を通すことで危険性はなくなります。

とはいえ、加熱が不十分だとノロウイルスにかかる可能性はゼロとは言い切れません。

もしペットがノロウイルスに感染してしまったら、糞尿などの排泄物の処理は慎重に行うようにしましょう。

というのも、ノロウイルスの感染経路の一つが排泄物だからです。

人間でも赤ちゃんがノロウイルスにかかってしまった結果、おむつから家族に広まってしまったという例は少なくありません。

まとめ

ペットのために良かれと思ってしたことが逆にアダとなったという例は多々あります。

今回の牡蠣については、加熱すれば大丈夫というものでした。

とはいえ、与えても大丈夫かわからないものはしっかりと調べたうえであげるようにしましょう。

以上、牡蠣とペットについてでした。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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